ペットに最適な住宅の間取りや構造とは?
2020年03月11日住宅を購入するのに住宅ローンや家の間取り、外観などが気になるところですが、ペットを持っている人は彼らのことも考慮する必要があるでしょう。ペットは家族の一員であり、新しい家を購入する際、犬や猫などと暮らせる家を検討する人が増えています。人にとって望ましくても、動物にとっては心地良くなかったり、危険なものもあるでしょう。犬や猫などと一緒に生活するには間取りに工夫が必要です。
例えば階段は緩やかに作ることが大切です。ペットに負担をかけないよう、階段を緩やかにすることをおすすめします。柔らかい肉球に負担がかからず飛び降りた際に足腰の衝撃もおさえることが可能です。足がすべらない床材することも大切で、犬や猫などに優しい床材を採用することが大切です。
生活スペースにコルク材を使ったり、コーティングすることによってすべらない床にすることができます。掃除をした後にワックスをかけると犬や猫などがすべるといけないので、ある程度グリップ感のある床材などが良いでしょう。
ペットと一緒に生活するといろいろな危険が想定できます。玄関を開けるとペットが出て行ってしまったり、キッチンに入ってくるなど、いろいろな可能性があるでしょう。ペットが玄関を開けて出ていかないようにしたり、料理している時にキッチンに入って来ないなど、家の間取りや構造などを工夫してみても良いでしょう。
ペットフェンスを設置すると便利で、出入り禁止であることが分かるようになります。階段の入りにフェンスをつけたり、玄関に設置しておくと飛び出す危険もありません。締め切った空間ではハウスダストやダニの繁殖が起こりやすくなるので、換気が充分に行われていることが重要になります。建築基準法において24時間換気が義務付けられており、基本的に空調に関しては問題ないでしょう。しかし真夏や真冬は犬や猫用に冷暖房を使用する機会があり、太陽光の暖かさを取り込んだり暑さを外に逃がす自然エネルギーを利用した家の建て方などを取り入れると光熱費の削減にも繋がります。定期的に換気できるよう最適な場所に窓を設置したり、季節に応じた空調を調整できるような状態にしておくと便利です。
散歩した後に犬の足を洗う所を造ったり、余裕があればドッグランなどを作っておくと便利です。蛇口の下に水を溜めておけるようにすると自由に水を飲むことができ、夏になるとプールの代わりにもなるでしょう。注文住宅を購入する際、住宅ローンなどが気になるところですが、ペットと一緒に快適に過ごせるよう住宅の構造を考慮し最適な間取りに仕上げましょう。